前のページの続きです、まだまだ色々な効能がありますので、見てみましょう。
貧血になりやすい人は、鉄分の補給が必要。そんな時は含鉄泉への入浴をしてみてはいかがでしょう。
含鉄泉は、その名の通り鉄分が多く含まれている湯です。湧き出た湯は無色だが、鉄分が空気に触れると褐色に変わります。
硫酸塩泉は、ナトリウムを多く含むものを芒硝泉、カルシウムなら石膏泉、マグネシウムなら正苦味泉と3つに分類されます。血行をよくする効果があり、「傷の湯」とも言われています。他には高血圧、動脈硬化などにも効くと評判です。色は無色で、飲むと苦味がします。
皮膚病の中でもニキビや水虫、湿疹といった慢性の皮膚病の人には、酸性泉に入浴してみることを考えみてはいかがでしょうか。。酸性泉は、硫黄、塩酸などが湯の中に含まれており、殺菌力が高いことから「直しの湯」と呼ばれています。しかし、刺激が強く、湯ただれを起こす場合もあるので注意が必要です。
硫黄泉は、数ある泉質の中でも匂いが強い湯です。卵の腐ったような匂いに加え、白濁色と個性的です。
また、銀のアクセサリーなどをつけて入浴すると、湯気にあたるだけで黒に変色してしまうので気をつけましょう。皮膚病、高血圧などのほか、心臓病、リュウマチにも効果あります。また、硫黄の解毒作用により金属中毒にも効きます。
「痛風の湯」として知られているのが、放射能泉だ。湯の中にラドンが含まれていることからラジウム泉と呼ばれており、痛風以外にも糖尿病、慢性婦人病など様々な病気に効果がある点から「万病の湯」とも評されています。なお、放射能といっても湧き出し後は、空気中に散るので人体への害はありません。
2017/11/13 更新